「ねえ、L.L.」
「なんだ？」
「L.L.ってどんな状況でも再生できるんだよね。」
「ああ。それがどうかしたか？」
「もし木っ端微塵になっちゃったらどうなるの？」
「こっ・・・・・・」
「爆発に巻き込まれたりとかさ。」
「ああ、それなら近い位置にあるパーツ同士が集まっていって合体する。
全身をみじん切りにされたときもそうだったからな。サイズは関係ないはずだ。」
「みっ・・・・・・やめてよ、食事前に。」
「お前が聞いたんだろう？」
「そうだけどさ・・・・・・じゃあさ、溶かされた場合は？」
「・・・・・・なぜその発想が出てきた。」
「メタルギアでそういうトラップがあるんだ。」
「ああ、あのフレイヤを積んだナイトメアが出てくるゲームか。」
「核兵器！メタルギア！」
「はいはい。で、そのゲームのトラップというと、ビックボス戦のか？」
「そうそう、ステージ上に濃硫酸が撒かれていて、上に乗ると主人公が溶けて死んじゃうんだ。何度あれでやられたことか。」
「お前が注意深く確認しないからだろう？扉を開けた直後ほど気を付けた方がいい。銃を構えられている可能性もある。」
「はいはい。それで、どうなの？溶かされた場合。」
「再生速度と溶かされる速度の相対的な関係によるな。たとえば、先程の濃硫酸なら濃ければ濃いほど容易に溶けてしまうだろう。だが、再生速度が勝れば痛みだけだ。負ければ・・・・・・まあ、溶けた後でも濃度を下げれば戻るから平気だ。」
「そうなんだ。」
「それから・・・・・・痛い。」
「・・・・・・うん、とりあえず扉開けたあとは慎重に足元を確認するよ。」
「質問は終わりか？食事の準備をしたいんだが。」
「ああ、あともう一つ。もしも肉片を食べられた場合ってどうなるの？」
「少量なら元の身体からまた生えてくるが、多量だと腹を破って戻ってくるな。」
「えっ」
「全身を賽の目切りにされて全部食べられたこともあったが、生き返ってみたら俺を食べた男が足元で真っ二つになっていてな・・・・・・暫く何も口にできなかった。」
「だろうね。」
「うっ・・・・・・思い出したら気持ち悪くなった。」
「大丈夫？この後ご飯だけど。」
「・・・・・・何とかするさ。」
「みじん切りできる？賽の目切りは？自分のお肉まで混ぜないでね？」
「うるさいっ！そもそもなんでこんなこと聞いたんだ！」
「え？いざとなったら非常食になるかなって。」
「・・・・・・こんの人非人がぁああああ！！」

コードと再生能力についての考査。
―食前にしてはならないことの一つです！―


 

　朱雀って妙にレトロゲーをやってそうなイメージがあります。
　たとえるなら、ＭＧＳよりＭＧ派みたいな。

　・・・・・・それにしてもビックボス戦は、もう少しキャンベルもカズヒラも躊躇って欲しかったなあ。
　昔の作品だからしょうがないにしても、ＯＰＳやＰＷやったにあの反応を見ると辛いものがねえ。

　しかし、ＭＧ、ＭＧ２のときのビックボスの気持ちがよく分からない。ＭＧＳ４をやればわかるんだろうか。
　くそう、やりたいな、４。欲しいな、ＰＳ３。