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23 November

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09 October

レオンハルト「マリーカさんの仇は、僕が・・・!」

お疲れ様、ルルーシュ。ありがとう、ルルーシュ。安らかに、ルルーシュ。



 というわけで、誰得俺得なレオンハルト視点のゼロレク妄想SSです。
 そして当日に完結しないという。ごめんなさい今日は皇帝就任までです。


 MADは来年に持ち越すよ・・・・1月から考えていたのに準備が遅いとか言わないでください死んでしまいます。

 お詫びというのもなんですが、ミニキャラのイラストを描いているので日付が変わるまでに更新できればいいなあ(遠い目)



 P.S.気づいたら20人以上の集合絵になってたよ・・・いつ完成するかなあ・・・




・『コードギアス 反逆のルルーシュ』 & 『コードギアス 双貌のオズ』 SS。
・2014年ゼロレクイエム記念。ルルーシュ追悼?
・オズは一期のオルドリン編四巻まで、O2は公式サイトの情報のみで妄想&捏造。
・マリーカさんが思っていた以上に一瞬で亡くなってしまったので考えてみた。
・オズのレオンハルト視点のゼロレクイエム。


 以上よろしければ、追記よりどうぞ。









レオンハルト「マリーカさんの仇は、僕が・・・!」





レオンハルト(マリーカさんが黒の騎士団との戦闘で亡くなってから、もうすぐ1ヶ月がたつ)
レオンハルト(マリーカさん・・・『キューエルの仇を討ちたい』とヴァルキュリエ隊に入ったのに、まさかその黒の騎士団に殺されるなんて・・・)ギリッ

レオンハルト(~っ!どうして僕は!大グリンダ騎士団はエリア11に向かわなかった!)
レオンハルト(いくら皇女殿下がエリア24の総督でも、大グリンダ騎士団は対テロリスト部隊。いくら相手が超合衆国とはいえ黒の騎士団との総力戦ならば、大義名分は十分立ったのに・・・!)



マリーベル「・・・ハルト・・・レオンハルト!」
レオンハルト「は、はい!」ハッ
マリーベル「・・・またソレイシィ卿のことかしら?」
レオンハルト「・・・はい、すみません」
マリーベル「別に謝ることじゃないわ。・・・テロリズムで大切な人を失うのは、悲しいことだもの」
レオンハルト「皇女殿下・・・」



マリーベル「レオンハルト、準備はできていますか?」
レオンハルト「はい。ティンクも準備万端です。」
ティンク「しかし、一ヶ月も不在だったのに急な召集とは。いったいどうされたのでしょうね、皇帝陛下は」
マリーベル「そうね・・・。お兄様も黒の騎士団と停戦条約を結んだまま行方知れずですし。ゼロが死んだのが不幸中の幸いでしたけれど」
レオンハルト「我ら大グリンダ騎士団ならば、たとえゼロが相手だろうと・・・」ギリッ
マリーベル「実力の差は認めるべきよ。そのうえで、わたくし達は彼らに勝たなければならない」
マリーベル「わたくし達はテロリズムを滅ぼすための剣。英雄の称号を甘く見てはだめよ、レオンハルト」
レオンハルト「はっ!」ビシッ

マリーベル「さて、出発しましょうか。帝都ペンドラゴンに」
レオンハルト&ティンク「「イエス、ユアハイネス!」」




ー帝都ペンドラゴン 謁見の間ー


カリーヌ「あら、成り上がりの皇女がよく来れたわねえ」
マリーベル「ええ、貴方と違って一エリアを担っているもの。皇帝陛下のお言葉は無視できないわ」
カリーヌ「そのエリア24も、まだテロ勢力が落ち着いてないんですって?まったく、英雄皇女の名も地に落ちたものね」
ギネヴィア「カリーヌ、口を慎みなさい。マリーベルもいじめてあげないの」
カリーヌ「はいはい」
ギネヴィア「返事は一回と言ったでしょう?だいたい貴女は・・・」クドクド
カリーヌ「大変っギネヴィアお姉様のスイッチ入れちゃった」ヒッ
マリーベル(ギネヴィアお姉様もカリーヌも相変わらずね・・・)フゥ
オデュッセウス「まあまあ、ギネヴィア。その辺りで・・・」
ギネヴィア「兄上も兄上です。いつもいつも・・・」
オデュッセウス「ははは。まあいいじゃないか」
マリーベル(オデュッセウスお兄様も変わらないわね・・・)

マリーベル(でも、変わらないものなんてない。オルドリンは行方不明、ライアーは敵に、あてにしていたシュナイゼルお兄様も失踪中・・・)
マリーベル(ユフィは虐殺皇女と呼ばれ、ナナリーも、この間の黒の騎士団との戦闘で・・・!)
マリーベル(黒の騎士団・・・既にテロリストとは呼べないほどに大きくなっているとはいえ、依然わたし達の敵であることには変わりはない)
マリーベル(それなのに、ブリタニア側から停戦条約を結ぶなんて。お兄様は、いったい何を考えているの・・・?)



カチャカチャ カチャカチャ


ティンク「精が出るね、レオン」
レオンハルト「どうせ僕たちは別室待機ですから。何をやっていても問題はないでしょう」カチャカチャ
ティンク「いくら人手不足とはいっても、整備まで自分でやらなくてもいいのに」
レオンハルト「皇女殿下が急な軍拡を進めましたから」ムッ
ティンク「そうだね。グリンダ騎士団は何十倍も大きくなった。だからといって、グリンダ天空騎士団の団長のワンオフ機を放っておくとは思えないけど」
レオンハルト「いくらシュタイナー・コンツェルンが解体したといっても、今はキャメロットの外装フローター式が主流ですからね」カチャカチャ
レオンハルト「黒の騎士団との戦闘でトリスタンの整備が最優先な以上、そちらに人を回すしかないでしょう」フゥ
ティンク「しょうがないよ、相手はナイトオブラウンズだ」



兵士「皇帝陛下、御入来!!」


一同「「「」」」ビシッ



ティンク「始まるみたいだね」
レオンハルト「それより、そこにある10ミリのレンチを取ってくれませんか」
ティンク「そこは12ミリだよ・・・ん?」



カツッ カツッ カツッ

ザワ…ザワ…

マリーベル(皇帝じゃ、ない?・・・まさか・・・!?)ハッ

カツンッ


ルルーシュ「私は、第99代ブリタニア皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです」


一同「「「!!?」」」


マリーベル(やっぱり・・・ルルーシュ・・・!)



オデュッセウス「よかったよ、ルルーシュ。生きてたんだね」
オデュッセウス「ナナリーが見つかった時にもしかしたら、と思ったけど・・・」
オデュッセウス「でも、些か冗談が過ぎるんじゃないかな。そこは父上の・・・」

ルルーシュ「第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアは、私が殺した」

一同「「「!!?」」」



レオンハルト「え!?今、なんて」
ティンク「僕には、陛下が殺害されたって聞こえたけど・・・」
レオンハルト「聞き間違え、ではありませんよね」
ティンク「僕たちの耳がおかしくなってなければね」
レオンハルト「」ゴクリ



ザワザワザワザワ

カリーヌ「何言ってるの、ありえない!!」
ギネヴィア「あの痴れ者を排除しなさい!!皇帝陛下を大逆した大罪人です!」

チャキッ ダッダッダッ

マリーベル(!上から・・・!?)ハッ

パリンッ ガッ

兵士「「どわっ」」ドサドサッ

スタッ

スザク「・・・」


マリーベル(あれは・・・ナイトオブセブン・・・!?)



ルルーシュ「紹介しよう。我が騎士、枢木スザク」
ルルーシュ「彼にはラウンズを超えるラウンズ、ナイトオブゼロに任命する」


ザワザワザワ・・・


マリーベル(ルルーシュ・・・貴方は、いったい何をしようとしているの・・・!?)



オデュッセウス「いけないよ、ルルーシュ。枢木卿も。国際中継でこんなことを・・・」

ルルーシュ「では分かりやすくお話しましょう」スッ

マリーベル(え?目が赤く・・・)


ルルーシュ「我を認めよ!!」キュイイィィィィイン


オデュッセウス「イエス、ユアマジェスティ!」
カリーヌ&ギネヴィア「「オールハイルルルーシュ!!」」

一同「「「オールハイルルルーシュ!!」」」

マリーベル「オールハイルルルーシュ!」



一同『『『オールハイルルルーシュ!!』』』


ティンク「はー、すごいね。いろいろと」
レオンハルト「あの人の服、どこかで見たような・・・」
ティンク「前にグリンダ騎士団で体験入学をした学校の制服じゃないかな」
レオンハルト「ああ、アッシュフォードの!そういえばジノ様も着ていました。けど、よく覚えてましたね」
ティンク「僕は謹慎で着れなかったからね」アハハ
レオンハルト「でも、あんな生徒がいた覚えがないのですが・・・」
ティンク「黒髪に紫の目なんて珍しいもんね。見かけたら覚えていそうだけど」
レオンハルト「そもそも何者なんでしょう、彼は」
ティンク「皇子なのは確かじゃないかな。なら、皇女殿下にお尋ねした方が早い」
レオンハルト「僕、確認してきます!!」ダッ
ティンク「レンチは投げないでくれよ」ハハハ
<<2014/09/28 22:52 ゼロレク当日にまだ皇帝就任とか・・・ほんと遅筆で申し訳ない。>>
マリーベル「ルルーシュ!」
ルルーシュ「!マリー・・・」
マリーベル「良かった、生きていたのね。エリア11で亡くなったと聞いていたから・・・」
ルルーシュ「君だって。反逆罪で一度皇位を失ったのだろう?それが今や英雄皇女ともてはやされている」
マリーベル「そういう貴方だって、もう皇帝じゃない」
ルルーシュ「正確にはまだ即位していないがな。戴冠式は明後日行う」
マリーベル「でも、貴方が皇帝になってくれて良かったわ」
マリーベル「私達は似た者同士。貴方なら、きっとテロリズムのない平和な国をつくれると信じてる」
ルルーシュ「・・・ありがとう、マリー」



レオンハルト「皇女殿下!」
マリーベル「レオンハルト!」
ルルーシュ「これはこれは、グリンダ天空騎士団団長レオンハルト・シュタイナー殿」
レオンハルト「?どうして僕の名前を・・・」シゲシゲ
ルルーシュ「シュタイナー・コンツェルンは有名だからな。・・・あまりジロジロ見ないでもらいたいんだが」
レオンハルト「しっ失礼致しました、皇帝陛下。」
マリーベル「で、わたくしに用があるのではないですか?レオンハルト」
レオンハルト「あっはい。その・・・」チラッ
ルルーシュ「・・・邪魔なら向こうに行くが」
レオンハルト「い、いえ!そのようなことは・・・」
マリーベル「ごめんなさい、ルルーシュ。少し席を外してもらってもいいかしら?」
ルルーシュ「そうさせてもらおう。俺もやることがあるからな」



マリーベル「今日はずっと忙しい?」
ルルーシュ「いや、22時からは特に」
マリーベル「なら、久しぶりにチェスでもしない?貴方には敵わないだろうけど、昔よりは強くなったのよ」
ルルーシュ「懐かしいな。どっちが先に兄上に勝てるか、いつも勝負してたよな」フッ
マリーベル「でもお兄様ったら私の時だけわからないように手加減するんだもの。あれじゃ勝負にならないわ」
ルルーシュ「・・・相変わらずでよかった、マリー」
マリーベル「ルルーシュこそ。雰囲気は変わったけど、やっぱりルルーシュなのね」フフッ
ルルーシュ「・・・じゃあ、また後で」クルッ



スタスタスタ…


レオンハルト「・・・仲がよろしいんですね」
マリーベル「で?レオン。何から聞きたいのいいかしら?」
レオンハルト「あ、あはは・・・バレてましたか」
マリーベル「ティンクも気になっているのでしょう?格納庫に戻りましょうか」



スタスタスタ

レオンハルト「彼とはお知り合いなんですか?」
マリーベル「ええ。わたくしの腹違いの弟よ。といっても、数ヶ月しか違わないのだけれど」

ウィン

ティンク「レオン、おかえり。皇女殿下もお疲れ様です」
レオンハルト「で、彼は何者なんですか?皇女殿下」
ティンク「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、でしたっけ」
マリーベル「ええ。さっきも言った通り、わたくしの弟よ。閃光のマリアンヌ様は存じ上げていますよね?」
ティンク「ああ、あの。」
レオンハルト「元ナイトオブラウンズの皇妃ですよね。・・・あっ!」
マリーベル「そう、ルルーシュはマリアンヌ様の遺児なの。先日亡くなったナナリー総督の同腹の兄よ」
ティンク「ナナリー総督って、エリア11の・・・」
レオンハルト「行政特区を再建しようとした方ですよね」
マリーベル「ええ。二人とも、とても仲のいい兄妹だったわ。でも、8年前にテロでお母様を亡くされて、ナナリーは目と足を・・・」
レオンハルト「そんなことが・・・」
マリーベル「その後、人身御供としてエリア11に送られ、戦時中に亡くなったと聞いていたから、どこで何をしていたのかまではわからない」
マリーベル「でも安心なさい。ルルーシュなら大丈夫よ。彼なら、ブリタニアをもっと良い国に変えてくれるわ」
レオンハルト「・・・イエス、ユアハイネス」
<<2014/09/30 23:59 短いですが、切りがいいので。マリーベルとルルーシュは同い年のため 
どちらが上かは分かりませんが、ルルーシュが12月生まれなのでマリーベルを姉に。 
マリーベルとルルーシュって性格が似ている分仲良さそうですよね。>>
ー夜 皇帝の私室ー


マリーベル「ルルーシュ、遊びに来たわよ」
ルルーシュ「!少し待ってくれ!」
ルルーシュ「・・・い、はや、かく・・・俺は今・・・おい!待て!」
マリーベル「?」



ピピッ シュンッ

C.C.「おまえがマリーベル第88皇女か」
マリーベル「あら、貴女は?」
C.C.「なぜ私が名乗らなければならない」
ルルーシュ「おいC.C.!勝手に出るなと言っただろう!」
C.C.「なんだ、おまえが忙しそうだったから私が代わりにロックを解除したやったんだ。むしろ感謝しろ」
C.C.「そうだ、お礼はピザがいい。今すぐ頼め。おまえの手作りでもいいぞ」
ルルーシュ「残念だが誰かが手伝わないせいで手が足りなくてな。ピザ○ットも閉店済みだ」
マリーベル「まだ忙しかった?」
ルルーシュ「いや、違うんだよ。どうせなら茶菓子でも用意しようと思って」
マリーベル「まあ、ルルーシュのお手製?」
ルルーシュ「お前だって市井にいた頃は家事をしてただろう?」
マリーベル「ルルーシュ、貴方メイドもいなかったの?」
ルルーシュ「・・・マリー。世の中の一般庶民はメイドなんて雇えないぞ」
マリーベル「そういうものかしら」
ルルーシュ(これだからブリタニア皇族は・・・)



ルルーシュ「こいつはC.C.だ。横暴な奴だがよろしく頼む」
マリーベル「こちらこそ。もしかして、ルルーシュの恋人?」
ルルーシュ「」ブフゥッ
C.C.「将来を誓いあった仲だ」
ルルーシュ「C.C.!」
C.C.「噴き出すな、汚いぞ」
ルルーシュ「誰のせいだと・・・!」
マリーベル「そうね、貴方に否はなくても衛生面では問題があるんじゃないかしら。で、何を作っているの?」
ルルーシュ「簡単なクッキーだよ。今オーブンに入れたところだ。飲み物は紅茶でいいか?」
マリーベル「それなら安心ね。お願いするわ」フフフッ



マリーベル「まだアッシュフォードの制服のままなのね」
ルルーシュ「・・・よく知ってるな」トンッ
マリーベル「去年、エリア11の視察に行った折にちょっとね」
マリーベル「でも、貴方も学園にいたかしら?見た覚えがないのだけど」
ルルーシュ「?生徒会の連中とは会わなかったのか?」カチャカチャ
マリーベル「生徒会の方々なら会ったわよ?アッシュフォードのご令嬢に、シャーリーとリヴァル。それからクララさん」
ルルーシュ「クララ?生徒会にそんな人間はいないぞ」
マリーベル「そうね、その時に亡くなったから・・・」
ルルーシュ「いや、俺もスザクも生徒会に在籍していたが、そんな生徒はいない」
マリーベル「え?」
ルルーシュ(まさか・・・)


ルルーシュ「すまない、急用ができた。そろそろ焼けたと思うから、適当につまんでくれ」ガタッ
マリーベル「え、ええ」
C.C.「わかった」


スタスタスタ シュンッ スタスタスタ…


マリーベル「いったいどうしたのかしら、ルルーシュ。・・・あ、美味しい」
C.C.「私も一つもらおう」ヒョイ



ルルーシュ「ジェレミア!ジェレミアはいるか!!」
ジェレミア「ハッ!これに」スタッ
ルルーシュ「俺に掛かっているギアスを解除しろ。今すぐにだ!」
ジェレミア「イエス、ユアマジェスティ!!」カシャッ

キュウゥウウゥゥン

ルルーシュ「」
ジェレミア「完了致しました」カションッ
ルルーシュ「・・・」ククッ
ジェレミア「陛下?」

ルルーシュ「クックックッ・・・アーハッハッハッ!!」

ジェレミア「へ、陛下?如何なされましたでございますか陛下ぁ!!」
ルルーシュ「・・・ジェレミア」ユラリ
ジェレミア「ハッ!」ビシッ
ルルーシュ「スザクを呼んでこい。全力でだ!!」
ジェレミア「イエス、ユアマジェスティ!!」ダッ


マリーベル(何やら賑やかだけれど、大丈夫かしら?)ンクンク
C.C.(美味いな・・・)ムグムグ



ダッダッダッダッダッ…


スザク「ちょっジェレミア卿、何を・・・うわあぁあぁぁぁ!」


ダッダッダッダッダッ キキイィィィッ


ジェレミア「お連れ致しました、陛下!」
スザク「へ?」
ルルーシュ「よくやったジェレミア。流石だな」
ジェレミア「もったいなきお言葉・・・!」ウルッ
スザク「・・・ねえ、ルルーシュ。もしかしなくても、怒ってる?」
ルルーシュ「いや?ただ、お礼をしないといけないな、と思ったまでだ」ククク
スザク「お礼参りは自分で行くからお礼参りなんだよ!?というか、いったいどうした・・・」
ルルーシュ「ジュリアス・キングスレイ」
スザク「!」

ルルーシュ「よくも俺を帝国に従事させた挙句こき使ってくれたなスザアァアァァク!!」バキィッ

スザク「ルルーシュ!全っ然痛くないよ!」
ルルーシュ「うるさい!ジェレミア!」
ジェレミア「イエス、ユアマジェスティ!」ブンッ
スザク「ちょっジェレミア卿やめて!流石に痛いって!」サッ
ルルーシュ「避けるなスザァク!おとなしく土の味を味合わえ!!」
スザク「ここは大理石だよ!」サッ



マリーベル「・・・止めに行った方がいいのではなくて?C.C.さん」
C.C.「勝手にやらせておけ。今のうちだけだからな」
マリーベル「それで、結局貴女は何者なのかしら?民間人には見えないけども」
C.C.「C.C.だ。それ以上の何者でもない」
マリーベル「そう。・・・あら?もうクッキーがなくなっちゃった」
C.C.「太るぞ」
マリーベル「その言葉、そっくりそのままお返しするわ」
C.C.「残念だが、私はまったく太らない体質でな。おい、ルルーシュ!早く新しい菓子を作れ。何ならピザでもいいぞ」
マリーベル(ピザ女ってこういう人を言うのかしら・・・)
ルルーシュ「人の気も知らないで・・・」
スザク「じゃあ手伝うよ。僕、ルルーシュと一緒に作りたいな」
ルルーシュ「・・・はあ。思う存分こき使ってやる。それでチャラだ」ニッ
スザク「任せて!僕達が揃ってできなかったことなんてないだろう?」
マリーベル「・・・」

ルルーシュ「すまない、マリー。もう少し待ってもらってもいいか?」
マリーベル「ええ。私とC.C.さんで食べてしまったのだし、別に構わないわ。それより、お茶のお代わりを貰ってもいいかしら?」
ルルーシュ「まったく、皇帝をこき使う皇姉がどこにいる」
マリーベル「少なくとも一人はここにいるわね」フフフッ
<<2014/10/03 00:01 こりもせずにジュリアスネタ。 
ぱっと見!ギアスではコード継承者はギアスキャンセルの能力を持っていると書いてある 
けども、turn1は本当に記憶を流し込んだだけなのかなあ・・・。>>

ルルーシュ「スザク、お前は・・・C.C.!つまみ食いをするな!違う、そうじゃない!先に・・・」


マリーベル(仲が良いのね。ルルーシュも、枢木スザクも、C.C.さんも)
マリーベル(オルドリン・・・オルフェウス・・・わたし達も、運命が違えば、こんな風に一緒にお菓子でも作れたのかしら)
マリーベル(・・・なんて、考えても仕方がないわよね。)
マリーベル(オルドリンもオルフェウスもわたくしの敵になってしまった。二人のオズは、もう手に入らない)
マリーベル(グリンダ騎士団は一枚岩じゃなくなり、利害の一致とはいえ強力な味方だったお兄様も行方不明)
マリーベル(でも、あの男に膝を折る羽目にはならなくてよかった。お母様とユーリアを弱者と切り捨て、侮辱したお父様に)



マリーベル(ルルーシュの考えていることは、正直わからない。わたしのように世界の全てを破壊したいのかもしれないし、逆に創造したいのかもしれない)
マリーベル(でも、少なくともわたしは、あの目を知っている。何かを決めた時の・・・)

コトッ

ルルーシュ「そろそろ始めるか?」
マリーベル「あら、もういいの?」
ルルーシュ「後は子どもでもできる仕事だけだ。君は、いつも白だったな」
マリーベル「だって、ルルーシュは黒でしょう?」
ルルーシュ「当然だ」ニヤリ



トンッ トンッ トンッ トンッ


ルルーシュ「流石だな、マリー」トンッ
マリーベル「貴方こそ」
マリーベル(でも、甘い!)トンッ
ルルーシュ「」フッ
トンッ
マリーベル「!(罠・・・!)」
ルルーシュ「どうした、打たないのか?」
マリーベル「・・・訂正するわ。貴方、すごい意地が悪くなった」ズズッ
ルルーシュ「それはどうも」



スザク「ルルーシュ、マリーベル殿下、焼けましたよ」コトッ
マリーベル「まあ、すごい美味しそうなマカロ・・・」

ピーッ

ルルーシュ「ここからは一手20秒以内だな」フフン
マリーベル「残念だけど、マカロンはお預けのようね」コトッ
ルルーシュ「そう来たか・・・」ムゥ



マリーベル(それにしても、この打ち方、つい最近どこかで・・・)


ルルーシュ「」スッ

マリーベル(ここで黒のキング・・・!?)


スザク「ルルーシュって、王将とかキングから動かすの好きだよね」
ルルーシュ「王が動かなければ部下はついて来ないだろ?」コトッ
スザク「君らしいや」ハハッ


マリーベル(そうよ。この打ち方、まるで・・・)


ルルーシュ「マリー?」
マリーベル「ああ、ごめんなさい。相変わらず大胆な打ち方だな、と思っただけ」コトッ


マリーベル(ルルーシュ・・・貴方、いったい今までどこにいたの・・・?)
<<2014/10/04 01:01 マリーベルは総力戦でとにかく敵を壊滅するのを好みそうですよね。 
駒に喩えるなら赤の女王。カリスマも実力もあるけども周りがついていけない。
チェスも強いのだけれど、ルルーシュやシュナイゼルレベルには一歩劣る印象があります。>>


マリーベル「・・・完敗よ」フゥ
ルルーシュ「君が素直に負けを認めるなんて珍しいな」
マリーベル「わたしだって成長してるのよ?それに、こんなに見事に決められたら認めざるを得ないわ」
ルルーシュ「いや、君も強かったよ。つい本気になってしまった」
マリーベル「そうね、貴方と同レベルの人なんて世界中探してもなかなかいないわ。お兄様、わたし、それから・・・ゼロ」
ルルーシュ「まだ兄上には届かないよ。まだ一度も勝てた試しがないからな」
マリーベル「それだけお兄様も本気なのでしょう?これだけ強かったら、今度こそ勝てるかもしれないわ」
ルルーシュ「いや、勝てなかった」ボソッ
マリーベル「え?」
ルルーシュ「もうこんな時間か。部屋まで送っていくよ」
マリーベル「じゃあ、お願いするわ」



スタ スタ スタ…


マリーベル「ねえ、ルルー・・・」
ルルーシュ「マリー。俺は貴族制を無くす」
マリーベル「!」
ルルーシュ「皇族という身分もなくなる。エリアも開放するつもりだ。これからは統治者である唯一皇帝を除いて、帝国臣民は平等になる」
マリーベル「じゃあ、こうしてチェスを打つことももうできない?」
ルルーシュ「いや、君には大グリンダ騎士団の団長としてこれからもブリタニア軍に在籍してもらう。重要な会議にも参列してもらうつもりだ」
マリーベル「よかった。ナナリーに続いて貴方にも手が届かなくなったらって考えたら・・・」
ルルーシュ「・・・」
マリーベル「・・・ごめんなさい」
ルルーシュ「なぜ謝る」
マリーベル「守れなかったもの、ナナリーのこと」
ルルーシュ「君はエリア24の総督だ。エリア11に救援に行けないのは当然だろ?」
マリーベル「でも、わたしには剣がある。大グリンダ騎士団という剣が。黒の騎士団が相手なら、大義名分だって立ったのに・・・!」
ルルーシュ「黒の騎士団はテロリストじゃない。超合衆国と契約した正式な軍隊だ」
マリーベル「彼らのテロでどれだけの人が死んだと思ってるの?血すら流せずに死んでいった人達がどれほどいたことか。そう、ユーリアのように・・・」
ルルーシュ「そうだな・・・ナナリーも髪の毛一本すら残らなかった。ブリタニアの、シュナイゼルの造ったフレイヤのせいで」
マリーベル「それは・・・!」
ルルーシュ「マリー。確かにシュナイゼルならばテロリズムのない国を創るだろう」
ルルーシュ「だが、それはナナリーやユーリアのように生きていた証すら許されない世界だ。だからこそ俺は、あいつの世界を否定する」
マリーベル「貴方にならできるわけね。お兄様を超えることが」
ルルーシュ「なんだ、俺が信用できないか?」
マリーベル「そんなわけないじゃない。わたしは貴方を認めているわ」キュイィィィイ…
ルルーシュ「・・・マリー。全部終わったら、解放するから。今は・・・」
マリーベル「?」
ルルーシュ「・・・行こう、日付が変わる」


スタ スタ スタ…



レオンハルト「・・・」フキフキ
ティンク「皇女殿下、まだ帰られていないようだよ」
レオンハルト「チェスにしては長いですね」
ティンク「まあ、つもる話でもあるんじゃないかな。何年かぶりの再開なんだし」
レオンハルト「ソキアがいたら、今頃椅子で伸びている頃ですね」
ティンク「それをレオンが叱って、僕が笑って、オズはマイペースに自分のことをしている・・・」
ティンク「たった一年で、こんなにも変わるものなんだね」
レオンハルト「そういえば、僕達四人が一緒に実戦に出てたのもたった半年のことなんですよね」
ティンク「不思議だね。ずっと一緒だった気がする」
レオンハルト「僕もです」
ティンク「・・・オズ、戻ってくる気はないのかな」
レオンハルト「ソキアも無事でしょうか。一切連絡がありませんけど」
ティンク「皇女殿下と反りが合わないみたいだからね。あまり情報をあたえたくないんじゃないかな」
レオンハルト「・・・正直、僕もです」
ティンク「僕もだ。でもレオンは残るんだろう?」
レオンハルト「ええ。マリーカさんの仇を取るまでは」



ティンク「彼女の方がシュミレーターの成績は高かったんじゃなかったっけ」
レオンハルト「実戦経験は、僕の方が・・・」
ティンク「悪名高いナイトオブテンの部隊だったなら、それなりに戦ってると思うけど」
レオンハルト「戦闘狂なだけです。しかしそのルキアーノ・ブラッドリーも、あの戦闘で亡くなっています」
ティンク「紅蓮聖天八極式か・・・厄介な相手だ」
レオンハルト「・・・オズなら、どう戦ったのでしょう」
ティンク「レオン。オズはもう敵だ」
レオンハルト「でも!・・・考えてしまうんです。もしもオズが、まだ味方だったら、と」




マリーベル「ルルーシュ、今日はありがとう」
ルルーシュ「こちらこそ楽しかったよ。じゃあ」
マリーベル「ルルーシュ!またチェスをしましょう?」
ルルーシュ「・・・マリー。君が二度も騎士をなくして心細いのは分かる。だが、俺は皇帝だ」
マリーベル「そうね・・・。失礼いたしました、皇帝陛下」


ティンク「おや?帰ってきたようだよ、レオン。皇帝陛下もご一緒だ」
レオンハルト「?ルルーシュ皇帝陛下が?」



ルルーシュ「そうだ、マリー。ユーリアやフローラ皇妃の件だが・・・」
ルルーシュ「あれは、テロリストの仕業ではなかったようだ」
マリーベル「・・・え?」
ルルーシュ「詳しい話は伏せさせてもらう。しかし、あの爆発を起こしたのは帝国のある機関によるものだ。あれは、テロじゃない」
マリーベル「・・・うそ・・・」
ルルーシュ「安心しろ、その機関は既に潰してある。今後お前の命を狙うことはない」
マリーベル「・・・」
ルルーシュ「・・・おやすみ、マリー。よい夢を」クルッ



スタ スタ スタ…


マリーベル「・・・あれが、テロリズムじゃない・・・?帝国の、お父様のせいだったっていうの・・・?」


ティンク「皇女殿下、おかえりなさい」
マリーベル「・・・」
レオンハルト「皇女殿下?」
マリーベル「あ、ああ、ティンク、レオンハルト。出迎えご苦労様」
レオンハルト「お疲れのようですが・・・」
マリーベル「そうね、早く寝ないとお肌にも悪いもの。二人も早く寝るのよ?」
ティンク「・・・」



スタスタスタ…


ティンク「皇女殿下、様子がおかしかったね」
レオンハルト「僕達も寝ましょう。・・・これから先、どうなるか分かりませんから」
ティンク「そうだね・・・戻ろう」



マリーベル「・・・母様・・・ユーリア・・・・・・オルドリン・・・!」ポロポロ



<<2014/10/09 23:17 すみません、うっかりコメントを消してしまいました;;;
実際嚮団のせいかは分かりませんが、爆弾を持ってきた少年がロロにしか見えないとです。>>

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