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23 April

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30 March

アリス「ナナリーがいない。」 その1

・コードギアスSS
・ナイトメアオブナナリー×反逆のルルーシュ
・ギアス嚮団もエデンバイタル教団も特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)も存在する。
・一期時代は、ほとんど本編どおり進んだ設定。




 以上よろしければ、追記よりどうぞ。









アリス「ナナリーがいない。」 1





アリス(ブラックリベリオンは、私達特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)の働きもあって、無事ブリタニアの勝利に終わったわ。)
アリス(トウキョウ租界もちゃんと形を留めているし、黒の騎士団に占拠されたアッシュフォード学園の生徒たちもみんな無事。)

アリス(・・・・けど、まさかこんなことになるなんて・・・・。)



アリス(ナナリーはどこに行っちゃったんだろう?お兄さんが帰ってきてないって心配してたけど、無謀にも飛び出していくとは思えないし。)
アリス(私が任務についてた間に結構な人数が本国に戻ったって聞いたけど・・・・まさか、ナナリーも?)



キーンコーンカーンコーン


アリス(それにしても変ね。ブラックリベリオンがあったにしても、前のクラスメイトが一人もいないなんて。)
アリス(ナナリーの席には別の子が座ってる。他の席にも、どこにもいない・・・・。)
アリス(やっぱり、本国に帰っちゃったのかな。私にも何も言わずに?)


アリス「・・・・私達、親友じゃなかったの・・・・?」



ロロ「アリスちゃん。」

アリス「!?あ、えっと・・・・何か御用?」
ロロ「え?」
アリス「え?」



アリス(高等部の人かな?髪の毛の感じや目の色がナナリーに似てるけど、見たことないわね。新しく来た人かしら。)


アリス「どなたに用ですか?呼んできますけど。」
ロロ「え?」
アリス「・・・・え?」



アリス(何この人・・・・まるで私と知り合いみたいに。いったい何者なの?)
ロロ(ナナリーの親友ってこの人だったよね?対応間違えたかな・・・・。)


アリス&ロロ((もう一度調査書を確認しておこう。))




<<2014/03/17 23:36  嚮団の方のロロとアリス、遭遇です。>>




アリス「・・・・というわけで、至急アッシュフォード学園の高等部の生徒のデータをお送り願います。」
アリス「・・・・了解。任務に戻ります。」ピッ
アリス(あ、お昼どうしよう。前はナナリーと食べてたけど・・・・。)
アリス(ナナリー・・・・会いたいな・・・・。)


ロロ「・・・・」

アリス(!さっきの人だ。・・・・あんな無表情だと、本当にナナリーとは別人ね。)
アリス(こっちに来ちゃうわね。しょうがない、ザ・スピードでさっさと通って・・・・)キュイィィ…



エカテリーナ「ちょっと!そこのあなた?」
ロロ「はい?」

アリス「!」フッ
エカテリーナ「まだそんな女の子みたいなストラップをつけてるの?あなたみたいな女々しい男がいたら、学校の立場がないじゃない。」
エカテリーナ「それも、理事長から気に入られているだけの庶民じゃ、なおさらねえ。」
取り巻きA&B「「まったくですわ、エカテリーナさん」」クスクス
ロロ「・・・・」

アリス(アイツら・・・・あの子も虐めてるの?本当に懲りないのね。)



取り巻きA「せっかくエカテリーナさんが話しかけてあげているのよ!?何か言ったらどうなのよ!」ドンッ
エカテリーナ「そうだわ、このストラップは貰ってあげましょう?」パッ
取り巻きB「あら、お似合いですわ、エカテリーナさん。」

ロロ「それは・・・・!僕のだ!」


アリス(なるべくあの子とは接触したくないけど、アイツらはイラつくわね。ここは私が・・・・)


キュイィィン



アリス「!?」


エカテリーナ「」
取り巻きA「」
取り巻きB「」

ロロ「・・・・」


アリス(何が起きたの!?まさかあの子・・・・ギアスユーザー!?)



プルルルルル プルルルルル

ロロ「こちらロロ。不適切な生徒がいたため排除しました。死体の撤去をお願いします。」
ロロ「・・・・いえ、このままでは任務に支障をきたす危険があったからです。他意はありません。」
ロロ「・・・・はい、分かりました。先に接触し別の場所へ誘導します。」ピッ


アリス(排除?任務?誘導?どこかの組織の者ってこと・・・・?)




<<2014/03/18 23:38  漫画だと叫んでいただけの取り巻き二人ですが、 
SSだとあまりに存在感がなさすぎるので最期に喋らせてみました。>>
スタスタスタ…




アリス(ザ・スピードを使った私にも目撃されずに人を殺すなんて・・・・。私よりも素早く動いたか、時間を止めたか。後者だったら、対応のしようがないわね。)
アリス(でもあんなギアスユーザー、特殊名誉外人部隊にもいないし情報も入ってきてない。何者なの?あの男。)
アリス(ああ、早くデータが届かないかしら・・・・。)



ルルーシュ「久しぶりだな、アリス。」


アリス「!」ビクッ
アリス「まさか、ルルーシュさん・・・・!?」マジマジ

ルルーシュ「おいおい、そんな幽霊でも見たような顔をされても困るよ。」フフッ
アリス「あっすみません。あの、ブラックリベリオンの時は大丈夫でした?」
ルルーシュ「ああ、心配をかけたな。もう大丈夫だよ。」ニッコリ



アリス(生徒会副会長ルルーシュ・ランペルージ・・・・。気品の高さから実は皇族だなんていう噂が絶えない、ナナリーのお兄さん。私も生徒会や家に遊びに行く時によくお世話になった。)
アリス(ブラックリベリオンの時に行方不明になっていたけど・・・・何ともなさそうね。よかった、ナナリーが悲しまなくて済む。)
アリス(それにしても安心したわ、ナナリーはまだこの学園にいるのね。このシスコンお兄さんがナナリーを放って別の場所へ行かせるなんてありえないもの。)
アリス(でも、今はナナリーとは一緒じゃないのか。今日はたまたま休んでるだけ?教室の席は満席だったのに?一つ席が減っていたけど、アイツらがやったのなら先生だって何か言うだろうし。)

アリス(・・・・まるで、ナナリーだけみんなの中からいなくなっちゃったみたい。)

アリス(まさか、そんなはずないじゃない。そう、ルルーシュさんなら何か知ってるはずよね。あんなに仲の良い兄妹なのだもの。)



アリス「すみません、ナ・・・・」


ロロ「兄さん!!」タッ
ルルーシュ「ロロ!」


アリス「えっ・・・・?」



ルルーシュ「どうしたんだ?そんなに慌てて。」ニッコリ
ロロ「だって兄さん、今日もリヴァルさんと賭けチェスに行くんでしょ?置いていかれたくないもの。」

アリス「にい、さん・・・・?」

ルルーシュ「どうしたんだ?アリス。そんな化物でも見るような顔して・・・・」
アリス「に、兄さんって・・・・誰が、誰の!?」ガシッ
ルルーシュ「え?俺が、ロロのだが。どうかしたか?」
アリス「うそ・・・・」
ルルーシュ「変なアリスだな。もしかして、ロロと他人ごっこ中か?早く仲直りするんだぞ。」
アリス「・・・・」
ルルーシュ「ロロ、そろそろ行こっか。」
ロロ「うん!またね、アリスちゃん。」
アリス「え、ええ・・・・。」



アリス(何なの!?ルルーシュさんまで、まるで私とさっきの人が仲良しのような言い方をして・・・・!私の親友はナナリーだけよ!!)
アリス(ロロなんて名前の兄弟がいるなんて話も聞いたことがないし・・・・。)

ロロ(あの人、やっぱりおかしい。まるでナナリーのことを覚えてるみたいだ。生徒会の人達には全員ギアスをかけたはずなのに・・・・。)


アリス&ロロ((あの子、いったい何者なの・・・・?))




<<2014/03/20 01:58 この頃のルルーシュさんは普段より明るくてお喋りですよね。 
こっちが本質なのかしら。>>





カタカタカタ…


アリス(ロロ、ロロ・・・・これかしら。)
ダルク「アリス?どーしたの?そんな怖い顔して。」


アリス(ロロ・ランペルージ。ルルーシュ・ランペルージの弟でアッシュフォード学園高等部一年生。)
アリス(兄と共にエリア11に来るも、ブラックリベリオンの後両親に呼ばれ一度一人で本国に戻る。兄生還後、エリア11に戻ってき兄と共にクラブハウスにて生活中。)
アリス(生徒会に入るも、人見知りな性格のため兄以外とはあまり踏み込んだ付き合いをしない、か。)



アリス「・・・・」
ダルク「ちょっアリスったら無視!?」
アリス「ねえ、サンチア。私に似たギアスを使うギアスユーザーはいる?」
サンチア「唐突だな。私は知らないが。」
アリス「そう・・・・。じゃあ、時を操る能力は?」
サンチア「いったいどうした。未確認のギアスユーザーでも発見したのか?」
アリス「かもしれない。ザ・スピードを使ってたのに何も分からなかったの。」
ルクレティア「まさか。アリスのザ・スピードは周囲の人間の動きを遅くしながら自身の動きを早くするギアスじゃない。」
アリス「本当よ。潜入先の生徒なんだけど、私も気づかないうちに他の生徒を殺したんだから。」
ダルク「ロロ・ランペルージ?これのこと?」
アリス「うん。」
ダルク「へえー見たところ人肉無害ってかんじなのにねぇ。」
アリス「それを言うなら人畜無害よ、ダルク。」
ダルク「へ?そうなの?」キョトン



サンチア「しかし、時間を止めたにしてもアリスより素早く動いたにしても、お前とは相性が悪いな。」
サンチア「C.C.捜索の任務に支障を来たすようなら別の人間を送るが・・・・。」
アリス「大丈夫。アイツは私を排除することはできないはずだから。」
ルクレティア「どういうことですか?」
アリス「その・・・・。友人が行方不明で、その子の存在が全部アイツとすりかえられてるの。」
ダルク「はあ?どーいうこと?」



アリス「これを見て。」

ピッ

サンチア「学校の写真か?例の少年とお前が写ってるが・・・・これがどうした。」
アリス「同じ写真を私のケータイでも撮ってあるんだけど・・・・。」

ピッ

ダルク「あれっ女の子!?」
アリス「そう。他の写真も、全部この男の子に変わってるの。」
ルクレティア「確かにこれは異様ですね。」
アリス「他の人もこの女の子と男の子が入れかわってることに気づいていなかったから、もしかしたら記憶を操作するギアスユーザーもいるのかもしれない。」
アリス「けど、私の友達を演じるからには急に殺すなんてことはできないはずよ。だから、少なくともコイツの対処法が分かるまでは私じゃないとダメってこと。」
サンチア「なるほど・・・・。分かった。アリスは引き続き例の学校でC.C.を探しつつ、そいつのことを調査してくれ。こちらでも私達とは別に動いている組織がないか調べてみよう。」
アリス「ありがとう。助かるわ。」


アリス(とりあえず一歩前進ね・・・・。ナナリー、待ってて。私が絶対にあなたを見つけ出してあげる!)




<<2014/03/25 23:14 ルクレティアとサンチアのギアスは纏めちゃって 
よかったんじゃないかと小一時間。>>





ヴィレッタ「ロロ、報告書で気になった箇所があるのだが。」
ロロ「アリスのことですか?」
ヴィレッタ「ああ。中等部の教職員に確認を取ってみたが、どうやら彼女は本日付けで学校に復帰したらしい。」
ロロ「それで記憶が書き換えられていなかったんですね。」
ヴィレッタ「そのようだな。」
ロロ「排除しますか?」
ヴィレッタ「・・・・ロロ。お前はまたそうやって・・・・」
ロロ「・・・・」チャキッ
ヴィレッタ「物騒な物はしまえ。今日の騒ぎだって誰が収めてやったと思ってるんだ?これ以上やったら任から外されるぞ。」
ロロ「・・・・分かりました。」スッ
ヴィレッタ「とにかく、上に報告して対応を決めてもらおう。記憶を書き換えてもらうにしても、皇帝陛下のご都合もあるな。」ハァ
ロロ「分かりました。では。」クルッ



ヴィレッタ「待て!ロロ。」

ロロ「何ですか?早く帰らないと兄さんに不審がられるのですが。」
ヴィレッタ「お前・・・・餌に心を許しすぎじゃないか?」
ロロ「別に・・・・弟役ですから。こんなものでしょう。」
ヴィレッタ「はあ・・・・お前の任務は、あくまでC.C.が見つかるまでルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが記憶を取り戻さないか監視すること、奴が記憶を取り戻し再びゼロになった場合に排除することだ。あまり肩を入れすぎるなよ。」
ロロ「話はそれだけですか?僕は兄さんの監視に戻ります。では。」

スタスタスタ…



ヴィレッタ「あいつ・・・・自分が監視者だってことを忘れてないか?」ムムム
ヴィレッタ「おっと、私も体育カードにコメントを書かなければな。」ガタッ



シュナイゼル「枢機卿猊下。皇帝陛下よりこの仕事も頼む、とのことです。」スッ
ロロ枢機卿「・・・・」ベシッ
シュナイゼル「ご機嫌斜め、といったところですか?」
ロロ枢機卿「うるさいですよ、兄上。」
シュナイゼル「今は仕事中だよ、ロロ。」ハァ

ロロ枢機卿「そもそもおかしいでしょう。私は聖職の身、俗世に深く関わるわけにはいきません。」
シュナイゼル「おや、ジュリアスならすぐに終わらせてくれる仕事だというのに・・・・君はやってくれないのかい?」
シュナイゼル「ああ、それともやってくれないんじゃなくてできないのかな?これは失礼した。」フッ
ロロ枢機卿「なっ・・・・私がジュリアスより下なわけがないでしょう!!そのぐらい、私にだって簡単にできます。」ムッ
シュナイゼル「ははは。なら君に預けよう。ジュリアスに負けない仕事ぶり、楽しみにしてるよ。」

ロロ枢機卿(・・・・なんか、上手く乗せられた気がする・・・・。)ムムム



ロロ枢機卿(一年前、エリア11を混乱に陥れた仮面のテロリスト・ゼロ・・・・。ブラックリベリオンで捕らえられた彼の正体は、私の双子の兄であるルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだった。)
ロロ枢機卿(そして予想通り絶対遵守のギアスを持っていた兄さんは、皇帝により記憶を書き換えられ、皇帝直属の軍師ジュリアス・キングスレイとしてつい先日まで帝国支配に協力させられていた。)
ロロ枢機卿(フフッ以前は私より高い場所にいたルルーシュ兄さんに敬語を使われ、こき使えるなんて夢のようだったよ。)ククク

ロロ枢機卿(だが・・・・今の状況はなんだ!何故ジュリアスがやっていた仕事まで私に回ってくる!これではクーデターの準備ができないではないか!!ハッまさか皇帝はそれを狙って・・・!?)
ロロ枢機卿(くそっ兄さんは最愛のナナリーを覚えていないとはいえ呑気に学生生活を謳歌してるようだし、しかも代わりにできた弟の名前がロロだと!?ふざけるな!私のことなど覚えていないくせに!!)

ロロ枢機卿(・・・・はあ、ナナリーに癒されたいな・・・・。)スタスタスタ…


マリアンヌinアーニャ(ふふっロロは相変わらずのようね・・・・。)クスッ



V.V.「ねえ、シャルル。」
シャルル「何ですか、兄さん。」
V.V.「僕たちの約束、守ってるよね?」
シャルル「ええ。」
V.V.「・・・・そう。」
シャルル「何か気になることでも?」
V.V.「ううん。ただ、僕の知らないギアスユーザーが確認されてるんだ。」
シャルル「C.C.でしょうか。」
V.V.「だろうね。それなのに、何の情報もないのが不思議でさ。」
シャルル「トウキョウ近隣から離れているのやもしれません。もう少し搜索の幅を広げますか?」
V.V.「いや、どうせC.C.はルルーシュに接触する。なら、ルルーシュの監視をもっと強化した方がいいんじゃないかな。」
シャルル「わかりました。監視員を増員しておきましょう。」
V.V.「ついでにルルーシュの恥ずかしい秘密とか握れたら教えてよ。」
シャルル「何に使うのですか?」
V.V.「いや、ただ笑ってやろうと思ってさ。」
シャルル(兄さんは相変わらずだな・・・・。)ハァ




<<2014/03/26 23:44 ロロサイドと周囲の方々。ジュリアスとロロ枢機卿が一緒にいたら 
嫌みの応酬ともめごとで毎日が大変そうだ。>>





スタスタスタ…


アリス(校内を調べてみたけど・・・・何?この異様な数の監視カメラと盗聴器は。まるで何かを見張ってるみたい。)
アリス(まさか、アイツらもC.C.を捜してるっていうの?)


ガヤガヤガヤ…


アリス「?何かあったのかしら。」
アリス(まさか、またアイツが・・・!?)



ダッダッダッダッ…


ルルーシュ「アリス!ちょっとどいてくれ!!」ハァッハァッ

アリス「え、ルルーシュさん!?何やってるんですか?」
ルルーシュ「事情は後だ!今は・・・・」

ヴィレッタ「待て、ルルーシュ!!」

ルルーシュ「ああ、来た!」ダッ
アリス「ああ、なるほど。そういうことですか。」


アリス(あの先生・・・・見たことない人ね。新しく来た先生かしら?見たところ体育教師のようだけど。)フム



ルルーシュ「くっ・・・・あそこの部屋で、もう少し時間が稼げていれば・・・・!」ゼーッゼーッ

アリス「ルルーシュさん!」ヒョイッ
ルルーシュ「ほわあっ」

アリス「どこまで逃げればいいですか?」
ルルーシュ「ちょっ降ろせ!構図がおかしいだろう・・・・!」ジタバタ
アリス「補習、受けたいならいいですよ。」
ルルーシュ「・・・・向こうの階段を上がってから、反対側の階段で下りて裏門側に回り、正面玄関傍に止めてあるバイクまで連れて行ってくれ。」ピタッ
アリス「はいはい、了解しましたよっと!」ダッ
ルルーシュ「なっのわあぁあぁぁぁぁ!!!」ギャーッ



ヴィレッタ「ルルーシュっ!」バッ
リヴァル「グワッ殺す気ですかあ!?先生。」ヒョイ
ヴィレッタ「リヴァル・・・・!?いつの間に・・・・!」


ルルーシュ「リヴァル、じゃあこれ借りるなー!!」ブルルン…


ヴィレッタ「待てルルーシュ!!」
ヴィレッタ「・・・・行ってしまったか。」



ヴィレッタ(・・・・私もロロのことを言えないな。もしかしたら、今日が最後かもしれないなんて思うと寂しいなんて。)
ヴィレッタ(だが、私はこの地位を守らなければならない。そして、さらなる躍進を遂げるんだ・・・・!だから・・・・)
ヴィレッタ「頼んだぞ、ロロ・・・・!」



アリス「先生?」


ヴィレッタ「!?お前は・・・・!」
アリス「・・・・ヴィレッタ先生ですよね?新しい高等部生徒会顧問の。私、高等部生徒会準役員のアリスです。」
ヴィレッタ「あ、ああ・・・・ロロから話は聞いている。」
アリス「ロロから・・・・。」
ヴィレッタ「ああ、すまない。喧嘩中だったな。」

アリス「その、実は彼と仲直りしたいな、と思ってるんですけど・・・・。」


アリス「先生、私に協力していただけませんか?」ニッコリ




<<2014/03/27 23:38 ついにアニメ本編へ。普通の女の子じゃないアリスなら 
もやしのルルーシュぐらい簡単に抱えられそうで怖い。>>




ルルーシュ「まったく。放課後くらい自由にさせてほしいな。」
ロロ「でも、兄さんが授業サボってばっかりいるから・・・・。」
ルルーシュ「かったるいじゃないか、あんなの。・・・・差し入れ。会長から。」スッ
ロロ「・・・・」アム

キキィイィィィ

ルルーシュ「おいおい!」
ロロ「だって、兄さんが!」
ルルーシュ「そうか、ごめん。」



ルルーシュ(ゼロが起こした反乱事件ブラックリベリオンから、もうすぐ一年。このエリア11もすっかり落ち着いた。)
ルルーシュ(事件当初はいろんな噂が飛び交って、俺達兄弟もブリタニア本土に帰ろうかと思ったけど・・・・)


ロロ「進路調査票は出した?」
ルルーシュ「え?」
ロロ「ヴィレッタ先生が怒ってたから。」
ルルーシュ「ああ。」
ロロ「大学に行くの?」
ルルーシュ「まだ決めてないんだよ。学生って身分も飽きたし・・・・とはいえ、人に使われるっていうのもさ・・・・。」
ロロ「・・・・兄さんらしいよ。」クスッ



ルルーシュ(でも無駄か。社会に出ても、どうせ上には大企業や貴族様達が居座ってる。)
ルルーシュ(完成された世界。大人のヒエラルキーに組み込まれるだけさ。)


ルルーシュ(イレブンは負けた。力がなかったから。大人しくしていれば、強制教育エリアに格下げされることはなかったろうに。)

ルルーシュ(ゼロ・・・・馬鹿な男だ。何をやっても、どうせ世界は・・・・。)



ロロ(今の社会に不満を持っている様子ではあるけれど、何か行動を起こそうといった兆しは一切なし。・・・・いや、これならわざわざ書くことじゃないか。)


ロロ(・・・・兄さん・・・・いや、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。)
ロロ(かつてはゼロとしてその名を世界中に轟かせていたけど、今じゃC.C.をおびき寄せる餌として徹底的な監視下に置かれているだけの、ただの学生。)
ロロ(本人はそのことには気がついていない。偽りとはいえ、弟である僕だからこそ分かることだ。)

ロロ(・・・・もしも兄さんに記憶が戻ったら、兄さんはどう思うんだろう。ナナリーの居場所を奪った僕を恨むかな。憎むのかな。・・・・愛しては、くれないかな。)

ロロ(いや、どうせ僕は本物にはなれない。だったら、せめて否定される前に自分の手で・・・・!)



ルルーシュ「おい、ロロ?そっちの角を右だぞ?」

ロロ「あっごめん。」ハッ
ルルーシュ「まったく。ロロはうっかりさんだな。」フフッ


ロロ(・・・・殺さなきゃ、いけないんだけどな・・・・。)フフフッ




<<2014/03/28 23:13 アニメ本編サイド。ロロはつくづくヤンデレだよなあ。>>




ガヤガヤガヤ…


ヴィレッタ「プレゼントか・・・・。」
アリス「はい。けど、男の子の好みってよくわからなくて。」
ヴィレッタ「で、どうして私なんだ?」
アリス「だって先生、モテそうじゃないですか。」
ヴィレッタ「な・・・・!?おい、アリス!!」カアァ



アリス「マオ、ちゃんと聞こえてる?」ボソッ
マオ『うん、バッチリ!今データに纏めてるよ。』
アリス「OK。引き続きお願い。」ボソッ
マオ『報酬は弾んでよね?』
アリス「ナナリーの居場所まで分かったら2ケース増やしてあげる。」ボソッ
マオ『出来る限りやってみるよ。』
アリス「んじゃ、一旦通信切るわね。」ピッ



アリス(私たちは人造ギアスユーザー。ナンバーズの中から適性を見出され、C.C.細胞を入れられた者たちだ。)
アリス(C.C.細胞は、元々只人である私たちの身体を侵食していき、最後には身体が耐えきれずに崩壊する。)
アリス(それを抑えるには、抑制剤を打つしかない。だから私たちは、それを握る特殊外人部隊の長官マッドに従うしかないんだ。)


アリス(マオ・・・・・。元特殊外人部隊のメンバーだった彼女は、それを嫌がり大量の抑制剤と共に軍から脱走した。)
アリス(それから暫く彼女の行方は分からなかったんだけど・・・・悲しいものね。抑制剤が切れたら協力するしかないのだもの。)
アリス(今はサンチアたちと示し合わせて抑制剤を横流ししてるけど、それもバレたら彼女はどうなるんだろう。始末しなきゃいけないのかしら。・・・・嫌だな。)

アリス(・・・・と、いけないいけない。今は先生の注意を引いておかないと。)


アリス「さーて、まずどのお店から回ろっかなー?」



ピピピ

アリス「ん?・・・・!ちょっと失礼しますね。」ダッ
ヴィレッタ「?ああ。」


ピッ

アリス「なに?今日はもう軍務はないはずなんだけど?」

サンチア『バベルタワーにテロリストが現れた。』
アリス「!また黒の騎士団の残党?」
サンチア『恐らくな。現在はカラレス総督の軍と皇帝直属の機密情報局が動いている。』
アリス「機密情報局?何でまた。」
サンチア『分からない。しかし、本隊とは別の動きをとっているようだ。』
アリス「怪しいわね。」
サンチア『アリス。お前には現場に赴き黒の騎士団残党を殲滅してもらう。』
アリス「今、例の少年の仲間っぽい人と接触してるんだけど。ダルクじゃダメなの?」
サンチア『あんな建物の中でザ・パワーを使ってみろ。軍ごとぺしゃんこだぞ。』
アリス「それもそうね。わかった。急いで現場に向かうわ。」
サンチア『私達は現場より東に200mの位置に待機中だ。そこにKMFも用意してある。』
アリス「了解。一度そっちに寄るわね。」
サンチア『頼んだぞ。』ピッ



アリス「先生!すみません、友達と約束してたのにすっかり忘れてました!お買い物はまた今度お願いしてもいいですか!?」
ヴィレッタ「あ、ああ。早く友達のところに行ってやれ。」
アリス「ありがとうございます!では、失礼します!」ダッ


ヴィレッタ「な、なんだったんだ・・・・?あいつ。」



アリス(黒の騎士団・・・・。ゼロが死んでからは小規模な活動しかしてなかったようだけど・・・・なんで今頃になって?)

アリス「胸騒ぎがする・・・・。急ごう!」キュイィィィン


ロロ(黒の騎士団!やっぱり兄さんを取り返しに来たのか。)
ロロ(けど、渡さない。兄さんは、僕と偽りの平和の中で生きてれば幸せなんだ・・・・!)

ロロ「だから・・・このKMFは貰い受けますね、軍人さん。」キュイィィィン


カレン「ルルーシュ!どこ!?」

カレン(くそっ私がちゃんと発信機をつけなかったから・・・・!)
カレン(いや、ルルーシュが、黒の騎士団がこんな状況になったのも、あの時私がルルーシュを・・・・ゼロを信じ続けられなかったからだ。)
カレン(だから、こんどこそ間違えない。ルルーシュに問い詰めて、殴って、笑って、今度こそ心から信じたい・・・・!)
カレン(けど、今はルルーシュを救うことに専念しなきゃ!)

カレン「邪魔だあぁあぁぁぁ!!弾けろ!ブリタニアァアァァァ!!」ガギイィィンッ



C.C.「ルルーシュ・・・・!」
ルルーシュ「!」


C.C.「思い出せ、本当のおまえを。王の力を。」

C.C.「・・・・今こそ封印を、解き放つ!」



ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!貴様たちは・・・・死ね!!」



スザク「誰にも譲るつもりはありません。」
スザク「ゼロを殺すのは・・・・自分です。」


枢機卿ロロ「エリア11、か・・・・きな臭いな。」
シュナイゼル「おや、どちらに?」
枢機卿ロロ「少し、兄さんの顔を拝んできます。」
枢機卿ロロ「最愛の妹・・・・ナナリーのことは、頼みましたよ。」






<<2014/03/30 23:51

  ついにゼロ復活。そしてやっと出てきたスザクとカレンとC.C.。と、いうわけで第一幕
 終了で御座います。

  ちなみに今回登場したマオは女の子の方です。アニメ版のマオは既にC.C.の手で消され
 ています。
  ナイナナではナナリーに危害が及んだから躊躇なく消したけれど、何もなければ元々仲
 間であるマオをみすみす見捨てるのはアリスたちとしても嫌なのではないかな、と予想。

  次回から黒の騎士団、ギアス嚮団と機密情報局、特殊名誉外人部隊の三つ巴(教団含め
 て四つ巴?)の戦いになる予定ですが、実はまだストックがほとんどないうえに先の展開
 がまったく決まっていない状況だったりするので、更新は非常に遅くなると思います。

  ナナリー・・・・一言ぐらい喋らせたかったな・・・・。>>

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